鳥取県のヒメミズカマキリの文献記録をまとめておきます。
①光治(1939)鳥取地方の砂丘に於ける昆虫相.関西昆虫学会会報,(8):25-46.
note:筆者未見。「鳥取砂丘の昆虫類」より。
②星川和夫・小倉久和(1998)松江市近郊の植生の異なるため池における水生昆虫群衆,ホシザキグリーン財団研究報告,(2):235-253.
note:筆者未見。
③桐原佳介・神谷要(2006)鳥取県日野郡日野町葦池における水生昆虫および水草の記録,山陰自然史研究,(2):18-19.
note:本種の標本・写真なし。目視による確認のみ。
④尾原和夫(2012)ヒメミズカマキリ.p96.In:鳥取県生物学会(編)レッドデーターブックとっとり改訂版-鳥取県の絶滅の恐れがある野生動植物-.鳥取県,337.
note:文献欄は網羅されていないので初版も合わせて見ること。
⑤大生唯統(2017)鳥取県東部でヒメミズカマキリを採集.ゆらぎあ,35:29-30
note:「ゆらぎあ」内において筆者が小椋隆となっているが誤り。大生唯統が正しい。大学構内の小規模なビオトープと田園環境で得られている。両方とも夜間ルッキングで得られた。
ついでに島根県東部の文献記録の一部も。
尾原和夫(1997)島根県の両生・水生カメムシ類.すかしば,(45):13-16.
note:島根県の両生・水生半翅類の記録が文献と共にまとめられている。この時点で11科35種。ヒメミズカマキリの記録は、松江市堀川(上田,1961)、松江CC(谷・淀江,1993)、出雲市大津町2L 3.Ⅸ.1994(尾原,1997)の3例。
他に文献をご存知の方はお知らせいただけますと幸いです。本ホームページの採集のお誘いなどの欄からメッセージを送ることができます。
個人的にはミズカマキリがいる場所には本種もいるイメージがあります。小さくて昼間はあまり動かないので見つけ辛いですね。網で掬ってもゴミに巻き込まれて動けなくなっていることも…。鳥取県では情報不足なので注意して見ていきたいです。今年も現時点で1例報告予定です。
ではでは🐥