2017年に投稿した報文①です。
まずは、鳥取昆虫同好会から。memoも参考にしてやってください。
別刷が欲しい方はお手数ですが、本ホームページの「お問合せ」、もしくはTwitterからお知らせください。
鳥取昆虫同好会：ゆらぎあ No.35
大生唯統(2017)鳥取市にハラアカコブカミキリが侵入.ゆらぎあ,(35):24-26.
memo:鳥取県初記録の国内外来種ハラアカコブカミキリの記録。確認された産地は鳥取県鳥取市若葉台北1丁目(公立鳥取環境大学構内)、鳥取市若葉台南5丁目、鳥取市海蔵寺の3地区。2016年5月10日の記録が一番古い記録。また、同書(ゆらぎあNo.35)の 鳥取市街地周辺におけるカミキリ２種の記録 の中で鳥取市国府町宮ノ下で2017年5月28日と7月の目撃記録の2例が確認されている。
追記(2018.xii.8)
岡山昆虫談話会会誌みちしるべの 中野一成(2017)岡山県で採集されたハラアカコブカミキリ．みちしるべ(53):569. 内にある野津幸夫氏の私信で「岡山県及び鳥取県では原木栽培関係者を通じて既に本種の侵入が確認されているようではあるが」と鳥取県下の記録について触れられている。なお、文献記録は確認できていない。
大生唯統(2017)鳥取市におけるキマダラカメムシの記録.ゆらぎあ,(35):26-27.
memo:鳥取市におけるキマダラカメムシの分布記録。鳥取市東町2丁目、鳥取市若葉台南6丁目、鳥取市叶、鳥取市浜坂(鳥取市サイクリングターミナル砂丘の家)、鳥取市湖山町南5丁目の5地点。ソメイヨシノ、モミジバフウ?で確認。
*鳥取県での初記録は、野津幸夫・中野一成・田村昭夫(2014)鳥取県に侵入したキマダラカメムシ -伯耆溝口駅で採集- の伯耆溝口駅での記録。
*鳥取市での初記録は、松井悠樹(2015)鳥取市でキマダラカメムシを採集．ゆらぎあ(33):42. の鳥取駅での記録。
大生唯統(2017)鳥取県東部でカワラゴミムシを採集.ゆらぎあ,(35):28-29.
memo:鳥取市におけるカワラゴミムシの記録。産地での個体数は多い。県東部においては浜坂砂丘からのみ記録があった。鳥取県内の産地は3地点となった。
大生唯統(2017)鳥取県東部でヒメミズカマキリを採集.ゆらぎあ,(35):29-30.
←本書内において著者が「小椋 隆」となっているが正しくは「大生唯統」である。裏表紙は「大生唯統」となっている。
memo:鳥取市と八頭町におけるヒメミズカマキリの記録。近年の県下の記録は、桐原佳介・神谷 要(2006)鳥取県日野郡日野町葦池における水生昆虫および水草の記録．山陰自然史研究(2):18-19. ぐらい。
大生唯統(2017)鳥取市におけるシンジュキノカワガの記録.ゆらぎあ,(35):32.
memo:鳥取市叶のシンジュキノカワガの記録。鳥取市の記録は、清末忠人(2012)シンジュキノカワガの記録．ゆらぎあ(30):24-25. と、 山岸瑞樹(2015)鳥取県東部におけるシンジュキノカワガの記録．ゆらぎあ(33):49.の2報告4例。
大生唯統(2017)鳥取県東部でチャイロスズメバチを採集.ゆらぎあ,(35):33-34.
memo:鳥取県八頭郡若桜町大字諸鹿(扇ノ山)と鳥取市若葉台北(公立鳥取環境大学)におけるチャイロスズメバチの記録。後者は雄バチ。同書(ゆらぎあNo.35)の 田村昭夫・岡田珠美(2017)チャイロスズメバチを若桜町で採集．ゆらぎあ(35):33． では若桜町での営巣記録が報告されている。
以上です。ではでは。